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1789年7月14日、パリ市民がバスティーユ牢獄を襲撃し、政治犯を解放した。これがきっかけとなり『フランス革命』が起きた。

この日をフランスは『革命記念日』と言い、建国記念日としている。

先日、共通1次試験の世界史でカンニング騒動があったが、僕も同様に世界史は得意ではないので、日本の『建国記念の日』について書く。

それにしても、漏えいした問題の一部がＴＶで紹介されていたが、その解答が『キューバ』なのだが、それくらい僕でも判るぞ。

神経をすり減らしてまで求める解答でもなかろうに・・・・。

ま、それはいいとして日本の建国について書いてみる。

最初に断っておくが、日本における建国の正確な根拠は実はどこにもない。

『えっ！』

したがって、カレンダーを見ても建国記念日とは書かれておらず、『建国記念の日』と記載されており、『の』を挟むことのよって『建国の記念日じゃあ、ないかな？』ということになっている。

戦前は2月11日を『紀元節（きげんせつ）』と言っていた。

『古事記』とか『日本書紀』には初代『神武天皇』が即位した日が書いてあって、その日を現在使用している西暦に置き換えると、紀元前660年2月11日になるからだ。

日本最古の歴史書である『古事記』が書かれたのが和銅5年（712）らしいので、その頃より1300年くらい前のことが書かれている。

当時の編纂者も謎だらけであったに違いない。

何故なら神武天皇が即位した紀元前660年にはまだ『文字』がなかったからだ。

したがって、何の文献も記録もなく『神話の世界』の話が元ネタってこと。

でも仮に紀元660年が正しいとして、ここから日本が国家としての歴史が始まったとすると、今年で2682年ということになる。

これを天皇の歴史、日本の出発点と考える『皇紀（こうき）』という。つまり今年2022年は皇紀2682年である。

これほどの歴史のある国家はこの地球上に『日本』だけ。

意地悪な言い方をして、701年に大宝律令が制定された頃が国家として成立したんじゃあないの、という考えもあるが、それにしても1300年以上の歴史があるね。

すなわち、『王朝交代』が起きず現存する最長国家、それが日本なのだ。

日本という国は、自国の歴史を国民に教えない世界でも稀な国なので、その事柄に思いを馳せお祝いしましょうというこの日、ちょっと考えてみた。

さあ、お仕事始めましょうか。

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