北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。

『風神雷神図屛風』というのを見たことがあると思う。

 背中に太鼓を背負っているのが『雷神』で、カミナリ様とも呼ばれている。

 そのカミナリ様、実は菅原道真の死後の姿なのだ。

 菅原道真という人、頭は良いのだけれど要領が悪く、政敵の謀略で『大宰府』に左遷されてしまった。

 そこで、いい歳をして『さみしいよぉ』という気持ちで詠んだのが、『東風（こち）吹かば　匂い起こせよ梅の花　主なしとて　春な忘れそ』というやつで、その気持ちに応えて京にあった邸宅の庭から一夜のうちに飛んで来たのが、『飛梅』である。

 だが、その梅に癒されることなく、恨みを抱いてお亡くなりになった。

 そして彼の死後、都では頻繁に落雷による火災が頻発する。

 そこで、誰言うともなく『道真公の祟りだ』ということになり、そのお怒りを鎮めるために全国に創建されたのが『天満宮』である。

 よく、雷が鳴り始めると、『くわばら、くわばら』と昔の人はよく言ったが、『くわばら』とは道真公の領地『桑原』のことで、ここには一度も雷が落ちなかったので、『ここは道真様の領地ですよ、雷を落とさないでくださいね』という願いからの呪文である。

学問の神様としても有名だが、894年に遣唐使を廃止したのも菅原道真である。

 『白紙に戻す遣唐使』と覚えておきましょう。

さあ、お仕事始めましょうか。

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