いきものの小窓『テントウムシの飼育レポート』

ヒューマンブリッジ株式会社 福祉事業部のMです。

 

今日はテントウムシの幼虫飼育レポートをお届けします。

虫がすっごく苦手な方は、ここでページを閉じてくださいね!

西洋では古くから”幸運をはこぶ”とされるテントウムシ。

赤くて丸くて小さくてつやつや、子どもたちに人気の虫の一つですね。

桜が咲きそろうころ、散歩中に野花につられてしゃがみ込むと、カラスノエンドウ(マメ科植物)の先に…

ナナホシテントウの幼虫を見つけました。

体長8㎜くらい、濃いグレーにオレンジの点々。

赤に黒い点々の大人の姿とはずいぶんと異なります。

幼虫時代は幸運という言葉が重圧になりそうな地味な見た目です。 

昆虫なので、脚は6本。

上へ上へと登っていく特性(正の走行性)があり、エサを求めて動き回ります。

 

主食はアブラムシ。一日に数十匹食べる大食漢。

農家にとって、作物を食べるアブラムシは天敵なのでテントウムシは人間にとってありがたい益虫です。

 

アブラムシも通過できないほどの小さな穴をあけたケースに、テントウムシの幼虫、アブラムシのついた植物を入れて観察してみます。

 

休みながらだけれど、ガツガツとよく食べます。

観察していて気付いたのですが、幼虫はアブラムシの脚や触覚を食べずに残しているようです。

テントウムシは美食家かもしれませんね。

 

十分に育ったら蛹になり、1週間ほどで羽化してあの赤いナナホシテントウになる予定ですが、果たして…

エサが手に入る限り、もうしばらく飼育させてもらうね、テントウムシさん!

 

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