いきものの小窓『オオサンショウウオのお食事』
こんにちは。
ヒューマンブリッジ株式会社 福祉事業部のMです。
今日もオオサンショウウオのお話しにお付き合いください。
前回の記事いきものの小窓『オオサンショウウオってかわいい?』で、あまり動かず、あまり食べず、低燃費な生き物だと触れました。
オオサンショウウオは川の中で獲物を”待ち伏せ”する方法で狩りをします。
自分は動かず、じ~っと待ちます。
顔の前に”何か”が現れると突然大きく口を開け水流を作り、水や砂と一緒に吸い込むように食べるのですが、その俊敏さといったら…
のほほ~んとした通常モードの姿からは想像できない速さです。
オオサンショウウオはとても目が小さく、視力はよくありません。
代わりに、周囲の水流の変化を敏感に察知できる「側腺」というセンサーが発達していて
”何か”が近づいてきたことは「水流の変化」を感じて気付くようです。
でも、先ほどから食べたものを”何か”と言い”生き物”と明言しないのには理由がありまして…
オオサンショウウオは目の前に来た”動いてる奴”なら生き物でなくとも食べてしまうことがあるんです!
以前、オオサンショウウオの学会で研究者に聞いた話なのですが、食べたものの調査をしたところ、川魚に始まり、カニ、ヘビ、カエル、ネズミ、長靴などなど出てきたそうです。
大きな口で丸のみして食べるからでしょうか。
レパートリーの多さに驚かされます。
水中の生き物に限らず、川を渡ろうとした生き物、川に落ちてきた物でさえ、勘違いして食べちゃいます。
(ポイ捨てはやめましょう)
かと思えば、鼻先に魚がいても全く反応しないことも…
そんなときは「もう少し泳がせて、太った頃に食べよう」なんて心に決めているのでしょうかね?
謎は深まり、魅力は増すばかりです。
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