いきものの小窓『開発のきっかけはヤモリ』
こんにちは。
ヒューマンブリッジ株式会社 福祉事業部のMです。
今日はヤモリの手のお話し。
4つの手をぴたっと貼り付けるようにしています。
垂直でも逆さまでも、落ちることはありません。
でも、ヤモリが去った跡を触っても
べとべとなんてしていません。
ノリでくっ付いている訳ではないんですよね。
どうしてあれほどぴったりくっついていられるのでしょう?
実は、ヤモリの 指 にとあるヒミツが隠されています。
ヤモリの指には、私たちの目に見えないくらい
小さく細い毛がた~くさん集まって生えています。
写真は民家とかでふつうに見られるニホンヤモリとは違いますが
ヤモリの仲間の手を拡大したものです(フリー素材から拝借)
その密集した毛、1本1本と壁のあいだに
ほんのわずかですが、引き合う力が自然とはたらきます。
これは「ファンデルワールス力」(ふぁんでるわーるすりょく、と読みます)
といわれるもので、別名を分子間力といいます。
小さな分子と分子の間にはたらく、小さな力です。
小さな力も、たくさん集まれば大きな力になります。
ヤモリの指に密集している毛1本1本と壁が引き合う力が束となり
ヤモリの体が落ちないように支えているのです。
このヤモリの性質を模した「ヤモリテープ」なるものも売られているとか。
こういった、生きものの仕組みを真似した技術開発の分野を
バイオミミクリーと呼びます。
生物の性質や生態をテーマとする基礎的研究が、新しい技術に繋がることがある。
とっても夢のあるお話しです。
分子間力でくっつくヤモリ、面白い!
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