つれづれなるままに~おのぼりさんがゆく
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
『東京スカイツリー』
田舎者が大都会へ行くと『おのぼりさん』と言われるらしい。
だったらいっそのこと開き直って、どーせ東京へ行くのだから東京で一番高いところへ登ってやろうと思い立ったので、『東京スカイツリー』へ行くことにした。
JR東京駅の八重洲口から東京メトロ半蔵門線の大手町駅まで効率的な道筋を知らなかったので、駅構内を大きく迂回して連絡通路を抜け、丸の内側まで出て、地下通路に降りて向かったが、なんだかんだ25分くらいを要した。
普段、人を食って生きているが、人混みに揉まれ、足早に駆け抜ける『都会人』にすっかりペースを乱され、地下街という閉塞感もあっていささかウンザリした。
ただ、地下街にも地下鉄の車内にも『垢抜けた』人は見なかった。
僕なんか、九州で一番の繁華街である『天神』に出掛けるとなったら少しは『キメて』行くが、都会の人達は『普段着』といった格好で、華やかさは感じられない。
即ち、首都東京のど真ん中で地下鉄に乗るということは彼等にとって特別なことではないから『キメる』必要もないし、『ちょっと、そこまで』という感じで、かえってそっちの方が格好いい。
だから、そんな人達から見れば妙に小奇麗にしてソワソワキョロキョロしている人を『おのぼりさん』とからかってみたくなるんだろうと、少し『キメた』僕は正直気恥ずかしくなった。
だが、スカイツリーに到着し、展望デッキへのエレベーターを待っていたら、劣等感は消えた。
何故なら、僕の周囲には『キメた』小奇麗な人達が世界中からいっぱい集まっていて、ガイドの小冊子を胸の前で嬉々として揺らしながら、上下するエレベーターの進捗状況の電光掲示をずっと見ている。
灰色の地平線にオレンジが滲んで、低く垂れこめて黒く長く伸びた雲の向こうに富士山の特徴のある山影が浮かんでいる。
『あーっ、富士山だっ』
感動は留まるところを知らず、平気で声に出る。
ある意味、東京滞在中でいちばん居心地が良かったのは実はココだった。
思い返してみるとGWに行った『浅草寺』も同じ雰囲気だった。
よく福岡の天神や博多の女性は『綺麗だ』とか『美人が多い』などと言われているようだが、九州などは福岡にしても所詮田舎で、ピンポイントの繁華街があって、ある意味みんな『キメて』出掛けるから、そこに集る人達が『華やかに見えるだけ』なんじゃないかと、帰りの地下鉄の車内でなんとなくわかった。
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