あえて自粛を楽しむ 『七人の侍』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
自粛していると気持ちが沈滞してしまう。
外出も控えなければならい、と言っても行きたいところは締まっている。
だったらいっそのことこの『自粛』楽しんでやろうと考え、読書をしたり撮り貯めたDVDなどをじっくりと味わうことにした。
そこで、黒澤明監督作品『七人の侍』を観た。
『シロクロ』のずいぶんと古い映画で、音声なども良くはないけれども実はこの映画、外国の映画関係の学校では『教材』として使われており、イギリスBBCの選んだ外国映画のナンバー・ワンなのだ。
ストーリーは、秋の収穫が終わった農村に『野武士』がやって来て農作物なんかを根こそぎ奪って行ってしまうから、その前に『サムライ』を雇って追い払ってもらおうという、いわゆる『アウトソーシング』の映画なのだ。
ただし賃金は一切出ず、追い払ってもらうまで『おなか一杯ご馳走します』というのが報酬で、賛同した七人の侍が40騎ほどの野武士を命懸けで撃退するという内容だ。
実はこの映画、製作期間と費用がかなりオーバーして会社側から『出来上がった所まででいいから、編集して公開しろ』と、言われたらしい。
そこで、黒澤監督は東宝の役員を集め、『試写会』を行い、撮影が終わっているところまで見せた。
そのラストシーンは、三船敏郎が屋根の上から要塞と化した集落めがけて攻め寄せる野武士を発見し、『来やがった、来やがった~。来やがったぜ』と叫び、さあこれから『決戦』というところまでだったらしい。
そこまで観た役員たちは、ストーリー展開といよいよ決戦というシーンを前にしてすっかり作品に魅せられ『どうぞ、存分に撮影を継続してください』と一同声を揃えたという。
完成した作品は207分という超大作で、長時間にも拘わらず少しも退屈せず見ごたえ充分なのだ。
野武士との『雨の中の決戦』のシーンでは雨が映りにくいため、墨汁を混ぜて撮影したとか撮影が2月だったので役者全員足が凍傷になったなどエピソードにも事欠かない。
日本スペクタクル映画の金字塔『七人の侍』
この機会にぜひご覧あれ。
さあ、自粛しましょうか。
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