日日是好日 『長崎ランタンフェスティバル』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
コロナの影響で3年ぶりの開催ということと、西九州新幹線にも乗ってみたいということもあって、ランタンフェスティバルが開催される長崎へ行った。
その日の長崎市街は薄曇りで、小雪が舞う身を切るような寒さだったが、観光通りや浜町アーケード界隈は14時からの『皇帝パレード』を観ようと大勢の観光客が集まり賑わっていた。
パレードの通過後、新地中華街へと向かった。
中華門前のスペースはかなりの人込みで、まだ点灯されていないランタンの前でそれぞれに写真を撮っていた。
銅座川にはランタンが張り巡らされ、冷たい風が通り抜ける度にランタンの薄桃色が川面に揺れ、滲んではまた元の形に戻る。
時々、雲間から柔らかな日差しが届き、骨組みもあらわにランタンを浮かび上がらせ、陽が落ちた点灯時への期待が一層高まる。
そして、夜
狭小な中華街の十字路は通りのすべてが人で埋まり、喜びや高揚、困惑と迷惑の顔が揺れながら動いている。
路地に面した中国雑貨の店頭に吊るされた土産物のチャイナドレスの赤や緑が澄んだ空気に鮮やかに映え、店内の壁に並んだいくつもの色彩豊かな京劇の面が冷ややかに人混みを見下ろしていた。
そんな人混みの中、僕の前を一組のカップルが左右に動きながら人混みをかき分け歩いてていた。
男の子は女の子を庇うように少し前を歩き、女の子は男の子の左の肩先に隠れるように手を引かれ、従い歩いている。
ふと目を下に向けると、コートの袖口から華奢な手首が伸び、男の子の手をしっかりと繋ぐでもなく、細くて白い二三の指で男の子の指と絡め、気遣って振り向く男の子に笑顔で応えていた。
そこに、真冬の寒さはなかった。
僕は、もう少し歩いてみようと思った。
さあ、お仕事始めましょうか。
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