日日是好日 『桜田門外の変』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
最近の大河ドラマでもそうだったが、井伊直弼を演じる俳優というのはなぜか『悪人ヅラ』である。
本人にしてみれば『ただ、職務に忠実だっただけなのに・・・・。』ということだろうが、なぜか幕府側が悪ということになっている。
そこで『桜田門外の変』に至るまでをちょっと書いてみる。
水戸藩の徳川斉昭は一橋家に養子に出した慶喜を将軍にしたかったが、これを井伊直弼によって邪魔される。
そんな折、孝明天皇から『戊午の密勅(ほごのみっちょく)』という、天皇からナイショの命令が出る。
これには『どうして幕府は勝手に日米修好通商条約を結んだんだ!』、『私が大嫌いな外国をやっつけろ!』みたいなことが書いてあって、問題なのは直接水戸藩に届けられたことであり、本来なら幕府に出すところを天皇が幕府を無視していることだ。
こんな密勅をもらった徳川斉昭や松平春嶽といったいわゆる『一橋派』は勇気百倍、江戸城で大いに気を吐いたが、井伊直弼から『うるさいから登城禁止』を言い渡される。
さらに天皇に入れ知恵したであろう関白や公家、攘夷派の吉田松陰や橋本左内等の活動家も井伊の指示で処罰される。
これを『安政の大獄』という。
これにより井伊さんは大炎上を引き起こしてしまう。
特に水戸藩からは総スカンをくらい、今に見ていろよと藩内の一部過激派は脱藩までして復讐に燃えていた。
井伊さんにしてみれば徳川幕府の大老なんだから、徳川本家の血筋から後継者を選びたいのは当然だし、日米修好通商条約を結んだのだって断って戦争にでもなったら大変だ。
もし外国と戦争にでもなったら勝ち目などないから、危なっかしい攘夷派を弾圧するのもある意味当然と言える。
だから、どちらが正でどちらが悪かという問題ではなく、井伊直弼自身も時代という大きなうねりに翻弄された一人の人間だと思うけど。
そこんとこ、どうよ?
次回へ続く。
さあ、お仕事始めましょうか。
当事業所は安心の長期雇用・高待遇をキーワードに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという家電製品のリサイクルを業務にしている会社です。
元気いっぱい中高年の方を中心とした活気ある職場です。共に頑張り若松エコタウンを盛り上げましょう。
フォローしませんか?