日日是好日 昭和は遠くなりにけり 『小倉井筒屋の食堂』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
『サザエさん』という国民的漫画がある。
そのエピソードの中に、サザエさんがマスオさんとお見合いをするというのがある。
デパートの食堂がお見合いの場所なのだ。
今から30年ほど前『磯野家の謎』だったと思うがそんなタイトルの本があって、いわゆる『ウンチク本』なのだがその中にお見合いの場所は『小倉井筒屋デパートの食堂』だと書いてあった。
根拠は連載当時、九州のデパートで食堂があったのは小倉井筒屋しかなかったからだそうだ。
だが、当時の設定ではサザエさん一家は『福岡市在住』なので、現在ネットなどでは『岩田屋』説が有力なようだ。
漫画の内容はというと、デパートの食堂でお見合いをすることになったが、昼時で人が多く、同じテーブルに着席できないので困っていると、お見合いだと察したお客さんが気を利かせて席を譲ってくれた。そこまでは良かったが、あそこでお見合いをやっているということが食堂中に知れ渡り、テーブルの周りに人垣ができて『公開お見合い』になっちゃった。
と、いうのが内容だ。
具体的な場所は記されていないが、時代背景からいうとウンチク本の方が正しい気もするし、個人的にも小倉井筒屋であってほしいと思っている。
僕がココの食堂を家族と利用していたのは小学生くらいまでで、入り口にはサンプルの入ったショーケースがあり、その横には『食券売り場のレジカウンター』があって、店員さんが大きなレジスターに座り『食券』を売っていて、客はそれを持ってテーブルへと向かう。
そのテーブルも10人ほどが座れる大きなテーブルで、中央には銀のトレイに大きな急須と湯呑が置かれ、時折ウエイトレスのお姉さんが湯茶の交換に来る。
したがって、当時のデパートの食堂というのは大きなテーブルに大勢の人達が、今のように4人掛け程度のテーブルに家族やグループ単位で分かれて座るのではなく、まるで大宴会を催すがごとくガヤガヤと食事を摂る場所で、席の都合で家族が分かれて食事するといった光景は当たり前だった。
その辺が解っていないと、サザエさんのエピソードの可笑しさは理解できない。
昔は『大食堂』今は『ファミリーレストラン』
時代は変わった。
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