日日是好日 『お正月』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
『えー、正月に坊主が2人通り掛かって、これがほんとの和尚がツー』
YMOのアルバム『増殖』に収録されたスネークマンショーのギャグ、『林家万平 北京公演』の一節である。
観客は全員中国人で、日本語でギャグを言い、通訳の後でやっと意味が理解できて大爆笑が起きるという内容で、当時『昭和の爆笑王』と称えられた『林家三平』のパロディである。
『満員電車で混んでいて、女の人のブラジャーがいったん背中の方に行っちゃって、また元に戻って、これがほんとのチチ帰る』というのもあり、菊池 寛の戯曲『父帰る』を知っているならヘラヘラできる。
ブラジャーには疎い方で、あれがどうしたら一回りできるのか疑問ではあるが・・・・。
ギャグを語った後には必ず『えー、身体だけは大事にしてください、どーも』という一言をつぶやく。
これには意味があって、この頃、本物の林家三平氏は事実、大病からの復帰後ということもあり、『本人がいかにも言いそうだ』という人間性をアピールしている辺りが僕のファン心理をくすぐる。
お正月に坊主と言えば、臨済宗の僧侶に一休宗純という人がいた。
一休さんのことだ。
この人の狂歌に、『門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし』というのがある。
おめでたいお正月に門松を見てどうして憂鬱な気分になるのか?
それは、元日が日本人全員の誕生日だったからだ。
それはつまり、生まれたその日に1歳と数え、元日が来るたびにひとつ齢を重ねていく『数え年』で年齢を数えていたからだ。
時代によって多少の違いはあるが、お月様の満ち欠けで暦を作る『太陰暦(旧暦)』だったので、実際の地球の動きと暦の間に差が生じる。
現在は日本でも『太陽暦』を使い、4年に一度『うるう年』を設けてそのズレを修正しているが、旧暦においては数年で一ヶ月くらい平気でズレるから『閏月(うるうつき)』というのを作ってズレを修正していた。
例えば、元治元年(1864)の暦には5月の次に閏5月があり、5月が2度あった。
したがって、昔の日本人には誕生日という感覚はなかった。
ちなみに、現在のように太陽暦の使用が始まったのは、明治5年12月3日からで、この日を明治6年1月1日と改めたので、明治5年の12月は2日しかなかった。
『あーあ、またひとつトシを取ったか・・・・』
今年の正月は個人的にそんな気分で過ごしたが、最後に新年のごあいさつを。
『身体だけは大事にしてください。』
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