日日是好日 『平家のたたり』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらはす。
祇園精舎とはインドにある寺院のことであり、ここで鳴らされている鐘の音は、この世での現象は全て変化していくものであると響き、沙羅双樹とはお釈迦さまがお亡くなりになった時に咲いていた沙羅の花のことで、悟りを開いたどんなに偉い人物でも死ぬ時が来るのだよ、ということを意味している。
つまり、『平家物語』は、冒頭から、いつまでも続かないよ、必ず衰えるものだということが仏教用語を使って書かれている『源氏』対『平家』の軍記物語なのだ。
作者は不明で、吉田兼好の『徒然草』の中に作者の名が出ているが定かではない。
ちなみに、『源氏物語』というのもあるが、こちらは紫式部が書き、『光源氏』なる主人公が登場するフィクションの恋愛小説である。
平家物語は『琵琶法師(びわほうし)』によって全国に広がる。
琵法法師とは、僧侶または僧侶の格好をした琵琶のプレーヤーで、後には盲人の琵琶奏者を総じてこう呼んだ。
下関の阿弥陀寺に『芳一』という琵琶法師がいて云々、というのが小泉八雲の書いた怪談集の中にある。
阿弥陀寺というのは『赤間神宮』のことで、あれ、どうしてお寺が神社になったの?と思う人もいるかと思う。
理由は『廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)』が原因なのだ。
明治になり天皇中心の国家を作るため神道を国教にしようとしたため、他宗教の排除が目的で、江戸時代には寺が町人を実質上管理していたから、徳川幕府を否定するという意味もあった。
そんなこんなで『神社』になったが、ココには『平家塚』があって、この前で芳一が琵琶を弾いていたらしく、何やら曰く付き(いわくつき)の場所のようだ。
僕も40年ほど前、ここをカメラに収めたが、平家塚を撮った後シャッターが壊れて切れなくなったことがある。
その後、しばらくは何もなかったが、そう言えば最近少し『キレ』が悪くなった。
僕の苗字に『平』の字があるから、平家の人達も『ひょっとしたら、半分くらいは親戚かも知れないね』と思い、その程度のたたりで済んでいるのかもしれない。
この先、何が起こるかまだわからないけれど・・・・。
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