日是好日 『昔、男ありけり』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
『伊勢物語』をご存知か?
平安時代に書かれた短編集で、各章に主題となっている
『和歌』が含まれているので『歌物語』と呼ばれている。
各章の書き出しは『昔、男ありけり』から始まる。
現代語訳もたくさん出ているからお読みになった方もおられると思う。
ただ、『昔、男ありけり』からして現代語訳は難しい。
『昔、男がいた』『昔、ある男がいた』辺りが一般的だが、
中には『昔、たいへん好色な男がいた』とか『古き世のある男の物語である』
みたいなものまであるらしい。
その辺も含めたうえで現代語に訳すなら『前に、こんなヤツがいたってよ』とか、
方言も交えて『こげな男が、おったごとあるですよ』といった感じの方が解り易い。
では、その好色な男とは誰か?
在原業平(ありわらのなりひら)である。
この人、皇族出身の歌人なのだが、かなりの『モテ男』で、
位の高いご婦人と駆け落ちしようとしたり、
その一件から都に居づらくなって東国へ旅してみたりとまあ大変。
その辺りのエピソードは『芥川』、『東下り』に詳しく、
入試問題にもよく主題されるので恐れ入る。
どれくらいスゴい歌人かというと、平安時代の『六歌仙』のひとりで、
他に有名どころでは小野小町(おののこまち)などもいる。
その作品を一つ上げると、
『わらならで 下紐とくな朝顔の 夕影待たぬ花にはありとも』
と、言うのがある。老婆心ながら訳してみる。
ボク以外の男の前で、下紐を解くようなことをしちゃあダメだよ。
いくらキミが夕陽を待たずにしおれる朝顔のように心変わりをする女性だとしてもね♡
他にも、
『ちはやぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐ(くれない)に 水くくるとは』
いろいろな不思議なことが起こる神代にも聞いたことがないよ、
竜田川が紅葉でこんなに鮮やかに赤く染められているのを。
お、やっと教養に近づいたと思っちゃあいけない。
この紅葉は元カノの部屋にあった屏風の図柄で、
『僕たちの恋も屏風の紅葉みたいに真っ赤に燃え上がったよね』という解釈をするんだという説もある。
さすが、業平!
2人だけが知るキーワードをこっそり潜ませているとは・・・・。
さらにこの歌、『竜田揚げ』という料理の語源になっていると言われている。
揚げ物も恋愛もカラっと仕上げて、熱いうちにサクサクっと済ませてしまうのが宜しかろう。
男たるものかくありたい。
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