つれづれなるままに~日々是好日 歴史好きの独り言⑭
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
歴史好きの独り言⑭ です★
坂本龍馬って英雄なのか?
前回のつづき
そんなこんなで、今回解明したい謎は、『新政府綱領八策』の中にある伏字、『○○○自ラ盟主ト為リ』の丸の部分を埋めることによって、坂本龍馬の人物を垣間見たいと思っているのです。
西郷さん達に見せたのとは違い、福岡考親(ふくおか・たかちか)という土佐の人物に見せた『新政府官制議定書』には、新政府メンバーの中にちゃっかり『坂本龍馬』の名が書き込まれており、そのメンバーを束ねるいわゆる総理大臣が『徳川慶喜』と書かれていたと言います。
すなわち、西郷さん達に見せたものは福岡さんに見せたものとは別のもので、『新政府綱領八策』も同じように披露した際、伏字の部分には会話する相手が一番喜ぶ人物名を入れて、構想を語っていたと思うのですけど。
だとするなら、坂本さん『ちょっと、ズルくね』って気がするのは、私だけですかね。
ということは、○○○には『慶喜公』が入るってことになりますね。
この『新政府綱領八策』はかなりマジで書かれているものなのです。
なぜなら、最後に坂本さんの署名があるのですが、残されている手紙の多くは『龍馬』という署名ですが、これには『坂本直柔』(さかもと・なおなり)と署名されているからです。
まあ、坂本さんのエピソードについては、フィクションから出てきたものが多く、最初は明治の中期に発表された『汗血千里駒(かんけつせんりのこま)』が最初で、伝記を銘打っていますが、書いたのは高知の新聞記者であり、政治の中心から土佐閥の勢力が弱まったための『やっかみ』や『妬み』なのでしょう。
ですから、『薩長同盟』や『大政奉還』も坂本さんがやったことになっています。
ただ、歴史というものは流れを『俯瞰』するものです。
『薩長同盟』は、島津久光や西郷隆盛が、幕府が長州をやっつけた後に次は薩摩だと察した時に支藩である岩国藩を通じて長州にアプローチしていました。
『敵の敵は味方』ということですね。
また、『大政奉還』などは、松下村塾などでもさかんに扱われたテーマなので、なにも坂本さんのオリジナルではありません。
ですから、坂本龍馬という人物はその時代が必要とする価値観を見事に背負って登場し続ける作られた英雄なのです。
たしかに、フィクションのエピソードのほうが面白いし、謎も膨らんで楽しいけれど、誰とは言いませんが、有名な作家の小説を鵜呑みにして熱く語るのはいかがなものですかね。
坂本さんにはもう一つの謎があって、誰が彼を暗殺したかというのがありますね。
これについては後日書こうと思いますが、これも冷静に俯瞰すれば『謎』など『ない』のです。
ただ、私が『謎』に思うところは、どうやったら当時のエライ人たちと面会することが
できたのだろうということです。
海援隊でカステラを売ることは考えたんだけど、コーヒーは思いつかなかったなあ。
ちなみに、私の誕生日は13日で、13歳のその日は金曜日でした。
グローバルな宗教観の人には内緒にしています。
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