日日是好日 ちょっぴり文学好き 夏目漱石著 『こころ』①

北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。

この作品、『先生と私』、『両親と私』、そして『先生と遺書』の三部からなっている。

主人公の『私』は夏の鎌倉で『先生』と出会います。時代背景は明治時代末です。

ある意味、ここ重要です。

『私は常にその人のことを先生と呼んでいた』の書き出し。

主人公の『私』は『学校、つまらないなぁ』とか『将来はどうなるんだろうなぁ』などと日頃から考え、ある夏にふと鎌倉の海を訪れます。 

そこで、知り合った博識で大人の雰囲気を持ったその男性を『私』は勝手に『先生』と呼ぶことにした。

『先生』は同じ東京在住ということで、『私』はある日、先生宅を訪ねる。

ところが、一度目は留守、二度目も不在で奥様にあいさつ、三度目に尋ねるとやはり『先生』は不在だったが、奥様は『友人の墓参りに出かけています』と言う。

『先生』に魅かれた理由の一つに、『先生』には妙な影があった。

とりあえず出かけた雑司ヶ谷の墓地で『先生』と偶然出会うことができ、墓参りの理由を聞くと、意味ありげに、『いや・・・・、何でもない』と言い、別の機会には『恋とは罪悪だ』と言い、また別の機会には『お金で人の心は変わるからね』などと言い、『人は信用できない』などとも言ったが、『それは、自分のせいなんだ』という。

『先生』にいったい何があったんだろう。

鎌倉で何か目を引くなと感じたのは、キラキラとした夏の輝きにそぐわない悲しい雰囲気を持っていたからではなかったか?

その理由を奥様に聞くと、『ある日を境に変わってしまった』と言った。

そんな折、『私』の父親の健康状態が思わしくないので、一度実家に戻るよう連絡が来る。

明治天皇の崩御ですっかり気落ちしてしまった父親は容態がどんどん悪くなっていき、母親は父親を安心させるため『先生』に手紙を書いて就職の斡旋を頼めという。

手紙を出してみたものの一向に返事は来ず、父親の容態がいよいよ悪くなったその時、『先生』から分厚い返信が『私』に届く。

その分厚い返信の最後のほうがチラッと見え、そこには『この手紙が届くころには私はもうこの世にはいない』と書いてあった。

実はこの『こころ』は遺書の部分がとっても長い。

そしてこの遺書、原稿用紙に書かれていて、実際に原稿用紙に起こすと厚さ6センチほどになるという。

登場人物の『私』も困っただろうが、日本中の学生も宿題の感想文を提出しなきゃあってことで、ずいぶん読むのに困ったことだろうなぁ。

僕なんて、正直、シラケたけどね。

さあ、次回の続きも飛ばしていくよ。

さあ、お仕事始めましょうか。


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