日日是好日 ロシアはなぜウクライナに侵攻したのか
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
ロシアは一言でいうと、物凄く広くて、物凄く寒い国である。
それ故に困っていることが二つある。
それは、広すぎて国の防衛に手が回らないことと、あまりに寒すぎて冬に凍らない港を国内に持っていないことであった。
そこで、ロシアは周辺の国々を併合して直接国内に侵入できないようにしたり、凍らない港を手に入れたりした。
その後革命が起きて、ロシアと周囲の14の併合諸国は『ソビエト社会主義共和国連邦』となった。
さあ、社会主義のもと頑張っていくぞと思っていた矢先、ヒトラーのナチス・ドイツに攻め込まれ国民の多くが犠牲になったり、それ以前にもナポレオンに攻め込まれたりして、西ヨーロッパからの侵攻に常に怯えていた。
そこで、第二次世界大戦後さらに勢力を西に広げ、ソ連にブルガリア、ハンガリー、ポーランド、チェコスロバキアなどの東欧7か国の社会主義国家で相互安全保障を基本とした『ワルシャワ条約機構』を締結する。
これは、1949年に締結された『北大西洋条約機構(NATO)』に対抗するものであり、ヨーロッパはこれらの勢力に二分されることになった。
1990年頃、東欧諸国に『民主化』の動きが出て、ソ連邦も破産し崩壊して『ロシア』に戻り、ソ連邦を一緒に形成していた14の国々に『ごめんね、もう面倒見られないよ』とばかりに『独立』させた。
NATOにしてみれば『してやったり』というところだが、だからといって圧力を少しも緩めず、NATOとEU(欧州連合)を1セットにして『加盟させてあげるから、こっちに来ない?』とばかりに東欧諸国をロシアから引き離しにかかった。
これで、民主化も経済活動もうまくいくと考えた東欧諸国は次々とNATOに加盟する。
その魅力たっぷりの呼び掛けに旧ソ連邦のひとつ『ウクライナ』が反応してしまう。
プーチン大統領にしてみればウクライナは『ロシアである』という認識であり、隣のベラルーシ同様、NATOに対する重要な『緩衝地帯』なのである。
そもそもロシアというのはウクライナやベラルーシの民族が東へ移動して誕生した国家であり、ベラルーシの『ルーシ』はウクライナ、ベラルーシ、ロシアをまとめた別称であり、同じ民族同士である。
そこで、ロシアは国際的にはウクライナ領であると認知されていた『クリミア』をウクライナから強引に独立させロシアに取り込んだ。
何故ならこの黒海に面したこのクリミア半島には『セバストーポリ』という冬でも凍らない港があるからで、ウクライナごとNATO圏にとりこまれたら大変だ。
また、ウクライナはソ連邦時代にはソ連の総人口の2割を占め、ここがNATOとEUに加盟し民主化してしまうと、プーチン大統領のロシアにおける『独裁体制』にも影響が出る恐れがある。
したがって、ロシアによるウクライナ侵攻の理由は、NATOに対する『緩衝地帯の確保』とロシア国内におけるプーチン大統領の『独裁体制の維持』なのである。
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