日日是好日 町名の由来
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
JR長崎駅は終着駅である。
その一つ手前にJR浦上駅があって、駅の東側出口を背にして立つと正面に見える山側の麓辺りの町名を坂本町という。
ここは原爆爆心地に近く、爆風で破壊された鳥居があり今でも一本足のままで立っている。
別にこれといった有名な観光場所もないのだが、ひとつのエピソードがある。
寛永15年(1638)、島原の乱鎮圧後に長崎を訪れた松平伊豆守(まつだいら いずのかみ)が浦上街道を進みながら、ふと左手に目を向けた。
『どこかで見た景色だなぁ、そうだ!坂本の山並みによく似ている』と言い出した。
そして、さらに付け加えて言った。
『ここを坂本という地名にしろ。そして山王権現を祀るように』
これが現在の長崎市坂本町の町名の由来である。
松平伊豆守のいう坂本とは、比叡山延暦寺の門前町である現在の滋賀県坂本のことで、そこには鎮守神である山王権現を祀った山王神社がちゃんとある。
先日、比叡山延暦寺を訪れた際、行きも帰りもどの辺の山並みだろうと注意してみたが見つからず、帰りの電車を待っていたJR比叡山坂本駅のホームでふと後ろを見たら、この辺ではと思ったのでカメラに収めた。
手前の高架が邪魔だが、そう言われると、確かに浦上駅前から見える山並みとそっくりである。
織田信長は比叡山延暦寺焼き討ちの後、坂本の地を家臣の明智光秀に与えた。
延暦寺監視のためである。
後に光秀は信長を裏切ったが、400年経ってもその山並みは歴史好きの僕の期待を裏切ることはなかった。
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