日日是好日 『黒田武士』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
福岡県人なら『黒田節』というのを一度は聞いたことがあると思う。
全部は書かないけれど『酒は飲め飲め 飲むならば~♬』のあれだ。
内容は簡単に言うと、お酒の飲み比べに勝ったので、ご褒美にたいそう立派な槍を手に入れちゃって、黒田のお侍さんはスゴイよね、ってことだ。
このエピソードの主人公の名を『母利友信(もり とものぶ)』という。
黒田官兵衛の家臣で、槍術に優れた猛将だったらしい。
ある日、官兵衛の使いで『福島正則(ふくしま まさのり)』の京都は伏見の屋敷へ赴いた際、酒を勧められる。
正則は酒豪で、同じ酒豪としての友信のことを聞き知っていたので『ちょっと、飲み比べをやってみない?』と持ち掛けた。
友信は『自分は使いの身ですので・・・・』と固辞したが、正則は『なーんだ、黒田の侍っていうのはそんなものか、勝てたら好きな物をあげちゃうのになあ』と、かなりシツコイ。
黒田の家名を傷つけられたと思った友信は、なみなみと注がれた大盃を一気に数杯飲み干すと、正則が豊臣秀吉から拝領した『日本号』という槍を頂戴した。
母利友信が手に入れたこの槍は福岡市博物館に本物が所蔵されていて、彼の姿は『博多人形』のモデルとなり、銅像にもなってJR博多駅前に立っている。
また、長崎街道の難所『冷水峠』整備し、江戸城の天守台石垣工事を担当したのも彼である。
工事終了後、徳川家康からの手紙の文面に『ところで、毛利(もり)さんはお元気ですか・・・・。』みたいなことが書かれていて、間違っていますよとも言えないので、本来の母利を毛利友信に変えた。
また、黒田官兵衛の家臣に栗山利安(くりやま としやす)という人がいた。
この人、黒田官兵衛が最も信頼していた家臣で、官兵衛より愛用の兜を形見として拝領した。
その兜は息子の『栗山大善(くりやま だいぜん)』に家宝として引き継がれたが、福岡藩二代藩主の黒田忠之(くろだ ただゆき)と対立してしまい、盛岡藩に流罪となり、
以後、子孫も盛岡藩に定着した。
そんなワケだから、官兵衛の『赤合子(あかごうす)』と呼ばれる兜は現在、岩手県『もりおか歴史文化館』に保管されていて、地元福岡にはない。
福岡県民としてはちょっと残念な話ではある。
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