つれづれなるままに~日々是好日
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
ラドンとめぐる福岡天神今昔★
NKRC事業所は、2交代勤務の工程があるので、僕は昼勤担当の週には午前3時に起床している。
意識はまだ遠ーい所にあるけれど、軽く朝食を摂りコーヒーを啜りながらTVを見るわけだが、ある日BSで『空の大怪獣 ラドン』というのを放送していた。
こんな時間にどの層の人を対象に放送しているのか不思議だったが、そういえば昔、まだ幼気な小学生だった頃『怪獣映画』というのを随分と観たなぁなどと思っていると、ある意味、悲哀の漂う疲れた中高年がノスタルジックに浸るにはいい時間帯だと思った。
そんなことを考えていると、ラドンのけたたましい鳴き声がして視線が画面に戻る。
F86という古―い航空自衛隊のジェット戦闘機数機に追われるラドンが必死に飛翔しながら反撃している。
場所は長崎県佐世保市『西海橋』上空。
精巧なミニチュアの『西海橋』下の海面に身を没したラドンが再び上空へと舞い上がり、上空を低空で反転すると、橋がなぎ倒されてしまった。
『ラドン只今、福岡市上空!』アナウンスとともに中州上空を飛翔するラドン。
そんな手負いのラドンが『岩田屋』屋上に舞い降り、つんのめりながら地上にスベリ落ち、『西鉄天神駅』の車両を踏んづけているが、落ちながらもラドンの視線は足元を向いていたので、大怪獣といえどもケガを心配するらしい。
ま、これはラドンというより、着ぐるみの中にいる『中島春雄』という人がビビっているものと思われ、やはり怖かったのだろう。
この中島さんという人、『ゴジラ』をはじめ『ラドン』『バラン』『バラゴン』『サンダ』などを演じたスーツ・アクターで(解る人だけ付いて来てほしい)、戦後の高度経済成長期に随分と外貨を稼いだ隠れた日本のトップスターなのだ。
そんな中島さん、いやラドンが自衛隊の攻撃によろめきながら『福岡スポーツセンター』を破壊した後、再び空へと舞い上がるのである。
ラドンによって倒壊した岩田屋デパートは現在、『きらめき通り』の辺りに移転し、跡地には『PARCO』が建ち、西鉄電車も高架化し『天神バスセンター』や『三越』が入る巨大複合施設に変貌、ラドンが破壊したスポーツセンターは『ソラリア・プラザ』になった。
まあ、随分と発展したわけだが、基本的な街の区画や施設の配置は『空の大怪獣 ラドン』が公開された昭和31年当時とあまり変わっていないことに気付く。
それと同時に、映画のセットのミニチュアの精巧さに今更ながら舌を巻く次第である。
最近、聞くところによると、老朽化のために『イムズ』を建て替えるそうである。
イムズと言えば、既に社会人だった僕が開業時よりよく出掛けていたから、ふと顧みるに、僕自身も随分と老朽化が進んだっていうことなのだろう。
さあ、お仕事始めましょうか。
当事業所は安心の長期雇用・高待遇をキーワードに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという家電製品のリサイクルを業務にしている会社です。
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