つれづれなるままに~日々是好日 好き好き、長崎

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つれづれなるままに~日々是好日

好き好き、長崎

『日本二十六聖人殉教の地の謎』

世界遺産に指定されたこともあって、大浦天主堂が綺麗になっていた。

以前は、グラバー園に行かれるのなら、どうぞ裏を抜けてお進みくださいと、グラバー園とセットになっている感が強かったが、『世界遺産です』というプライドからか、完全に独立していて、裏を抜けることができなくなっていた。

そもそも大浦天主堂とは、豊臣秀吉の命で処刑された6人の宣教師と20人の日本人信者に捧げられたものであり、その現場である『西坂』に正面を向けて建っている。

西坂は、現在のJR長崎駅前のNHK長崎放送局裏あたりで、処刑場だった当時は海に突き出た小高い丘でした。

そこが史跡として整備されモニュメントが建ち、『日本二十六聖人殉教の地』としてガイドブックにも載っているわけですが、『本当にその場所なの?』いう論争があるのです。

この長崎での事件は、ルイス・フロイスら宣教師達の報告書によって世界中に広まったわけですが、文中の場所の記載が曖昧で、キリシタンの処刑場があったのは確かなのですが実際の場所は未確定なのです。

当時、西坂にはイエスズ会の病院があり、記述ではその病院の右手に信者が架けられた高い十字架が何本も見えたとあり、ルイス・フロイスがその風景を眺めたのが現在の長崎県庁の場所にあった教会から見たとすると、現在の二十六聖人殉教の地は病院より左手になり、記述とは合致しないのです。

その右側に何があったかというと、江戸時代になって『法泉寺』というお寺が建立されたのは確かなのですが、それ以前は不明なのです。

ですからルイス・フロイスの記述が正しかったとすると、処刑場は病院の右手で、そこに後になって法泉寺を建てたということになります。

現在は、法泉寺もその場所にはなく、跡地にはマンションが建っています。

以上が『二十六聖人殉教の地 法泉寺説』というもので、昭和31年に西坂公園として整備が始まった頃に起こった論争なのですが、最近では興味が薄れてしまったのか、それとも観光産業に水を差すからか、よほどの『モノ好き』以外語らなくなりました。

それにしても、ルイス・フロイスの報告書がもう少し詳細に書かれていればこんなことにはならないのですが、ひょっとすると、公園として整備する際に土地の購入とか『大人の事情』みたいなものがあって、ちょっとズレているけどココってことにしましょうか、みたいなことなのかも知れません。

でもまあそのおかげでいつまでも長崎に興味が尽きないわけですから、ある意味、よい話のタネを蒔いておいてくれたということでしょう。

さあ、お仕事始めましょうか。


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