つれづれなるままに~日々是好日 歴史が大好き!
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『忠臣蔵』
以前は12月になると決まって『忠臣蔵』を映画やテレビでやっていた
最近では、BSなどで古い映画や過去のドラマを引っ張り出して放送しているから、何だかんだでやっぱり観ている。
そもそも『忠臣蔵』とは『仮名手本 忠臣蔵』という人形浄瑠璃や歌舞伎の演目で、本来なら、『赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件』とか『吉良上野介惨殺事件』などのタイトルを付けるべきだが、幕府に遠慮して、遠回しに何となく意味が解るタイトルにしたわけだ。
つまり、『仮名手本』とは『いろは47文字』、『忠臣蔵』とは『忠実な家臣の内蔵助』という意味が含まれていて、『四十七士』と『大石内蔵助』を匂わせている。
まあ、ストーリーの方は後に物語として脚色された部分が多く、実際は謎の部分が多い。
だからこそ、それぞれの時代の作家の書き放題で、今日、伝承されているのはそのへんのものが多い。
例えば、大石内蔵助が京都の『一力』という店で、吉良側の目を欺くために遊び惚けたとか、吉良邸の内部を探るために赤穂浪士の一人が大工の棟梁の娘をたぶらかして、図面を手に入れたとか、『俵星 玄藩(たわらぼし げんば)』なる人物がいて、両国橋の上で、討ち入りの邪魔をする奴はここを通さないと槍を持って助太刀した、なんて話まである。
『先生』
『おうっ、蕎麦屋か』
襟に書かれた名前こそ、誠は杉野の十兵次どの~っ
まあ、この辺は解る人だけ笑って欲しいわけだが、とにかくフィクションが横行していて、とても面白い。
そんなフィクションのおかげで店名を変えたお店がある。
京都祇園の『一力茶屋』。
このお店、そもそも『万屋(よろずや)』が本来の店名だったが、『忠臣蔵』で『万』の字を分解して『一力』書かれ、以後そっちの方が有名になったので、じゃあいっそのこと、そっちにしちゃおうってことになり、以来ずっと続いている。
それに、討ち入りの時に全員が着ていた黒で袖が白のダンダラ模様の白羽織があるけれど、実際あんなものは着ていない。
だってそうだろう、あんな派手な格好で真夜中に47人がゾロゾロ街中を歩いたら目立って仕方がない。だから、全員『火消し装束』つまり、当時の消防士の格好だった。
あれは舞台衣装なんだけど、何を勘違いしたのか、それともカッコいいからマネしたのかは判らないけれど、後に『新撰組』がマネをした。
浅葱色に袖が白のダンダラのアレだ。
赤穂浪士たちは当時、『武士の鑑(かがみ)』と大絶賛だったから、俺たちも乗っかっちゃったとういうところだろう。
新撰組は本来、武士ではない人達で構成されていたから『あこがれ』が強かったんじゃあないかな。
ちなみに、新撰組の『誠』の旗は現在の『京都大丸』に浅葱色と白のダンダラ模様の羽織は『京都高島屋』にオーダーしたものだ。
だから、デパートのキャッチコピーに『新撰組もお客様 京都大丸』とか『坂本龍馬も逃げ出した素敵なお仕立て 京都高島屋』なんていうのにしたらいいのに。
そんなこんなで、今年も『忠臣蔵』を楽しみにしている。
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