北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。

歴史好きの独り言⑥　です★

前回、榎本武揚さんの生き方を通じて『意義』について考えてみましたけど、今回も飛ばしていきますよ。

函館戦争の後、榎本さんは投降して投獄されます。　

あの、土方歳三さんは戦死してしまいます。

一説によると、土方さんは味方に撃たれて亡くなったそうです。

千葉県の流山とういところで、かつて新撰組の仲間の近藤勇さんが新政府軍と戦った末、万策尽きて投降しました。その際新政府軍は彼を斬首にし、京都の三条河原に晒しました。新政府の人達からすると京都でずいぶんと仲間を斬られているので、よほど許せなかったのでしょうね。

新政府軍は土方さんの遺体をずいぶん捜しましたが、遺体はついに発見されず今も函館のどこかに眠っています。

土方歳三、彼は『大義』に死んだわけですね。

榎本さんはその後、新政府で才能を発揮していろんな大臣の職に就きました。

『意義』に生きた榎本武揚と『大義』に死んだ土方歳三。

あなたはどちらの生き方に共感を覚えますか？

最後にちょっぴり。

投獄中の榎本さんは残された家族をとっても心配しています。

『お金に困っていないかなあ？ちゃんと生活できているんだろうか････。』

そこで彼は、家族宛の手紙に石鹸の製造法を書いて送ります。

生活に困ったなら、石鹸を作りそれを売って生きて行くんだよ、って感じです。

榎本さんのご家族は興味がなかったのか商売はしませんでしたが、ご親戚に福原有信さんという方がいて、製造し販売しました。

これが、資生堂の始まりです。

石鹸の小さな泡のひとつひとつには、優しいお父さんの家族への想いがこめられているのでしょうね。

榎本さん、新国家やご家族をおもって投降するのも勇気のいることですね。

さあ、お仕事始めましょうか。

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