いきものの小窓『春の両生類レポート』
こんにちは。
ヒューマンブリッジ株式会社 福祉事業部のMです。
今日は春の両生類と戯れてみたお話し。
水辺の土の中、ケロケロ澄んだ声でシュレーゲルアオガエル(緑色のカエル)が一斉に鳴いていました。
鳴き声を頼りに落ち葉をめくると・・・
いました!
目と顔の一部が見えていますが、どこだかわかりますか?
答えはこの記事の最後に。
そして以前の記事いきものの小窓『実は冬も熱い!両生類・カスミサンショウウオの産卵』で冬の両生類について書きましたが、このとき訪れた場所で、その後のカエルたちの成長を観察してきました。
写真は4月16日に北九州市内の某所にて撮影
(生物保護の観点から場所は特定できないようにしています)
左上 アカハライモリ(♂)
右上 アカガエルのオタマジャクシ
右下 カスミサンショウウオの卵
左下 カスミサンショウウオの幼生
とりあえず、かわいいですね。
2月に観察会に参加した時は卵だったアカガエルはオタマジャクシとなり
まるまる太り、大きくなっていました。
まだ脚の生えた子は見当たらなかったです。
カエルは成長する過程で体の中もダイナミックに変化します。
有名どころとして「エラ呼吸から肺呼吸になる」などありますが、腸の長さも変化します。
脚の生える前、この頃の腸の長さが、一生涯で一番長いです。
水底の落ち葉などを食べ、たくさんうんちをします。
生態系の分解者として大活躍する時期です。
カスミサンショウウオはまだ卵もありましたが、
発生の進んだものばかりだったので、卵から巣立つ日も近そうです。
カスミサンショウウオは絶滅が危ぶまれている種ですので、
立派に育っている幼生(オタマジャクシのこと)もいて、ちょっとほっとしました。
さて、冒頭のシュレーゲルアオガエルですが、正解はこちら。
赤丸のなかにいます。わかりましたか?
もう少し落ち葉や草をめくると、
眠たげなカエルの姿がありました。
春眠暁を覚えず。
いや、カエルにとってはまだ気温が低いだけなのでしょうけれど…
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