『lemon』

北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。

30年以上昔、京都へ行った際、京都市役所裏にある『八百卯(やおう)』へ行った。

以前にも書いたが、そこは梶井基次郎という人が書いた『檸檬』という小説で、主人公がレモンをひとつ買った店として一部の文学好きには有名な所だ。

主人公が何故レモンを買ったかと言うと、胸の真ん中に詰まっている不安とか焦燥といった得体のしれない不吉な塊が、絵具のチューブからひねり出したようなレモンの形と一致して、あまりにも鮮やかな黄色が散歩の途中その目に留まったからだ。

主人公はそれを持って、『丸善』へと行く。その当時丸善は三条通り麩屋町にあったらしく、舶来西洋雑貨の店として営業していた。

主人公にしてみれば、自身はこんなに不安なのに煌びやかな装飾品や香水瓶が忌々しくて仕方がない。そこで、不安で不吉な塊であるレモンを爆弾に見立てて忌々しい丸善を爆破しようと試み、書物売り場へと進み洋書の美術書などを積み上げて、その上にレモンを置いて帰る。

そして何とも言えない愉快な気持ち・・・・。

そんな気持ちを一度味わってみたいと思いつき、僕も八百卯でレモンを買い、その時は河原町通りへ移転していた丸善までテクテク歩き、階を上がって書籍のコーナーに行き、こっそりレモンを置いて帰った。 

僕のもとに『丸善爆破さる』のニュースは届かなかったが、ある日TVを観ていたら、小説の舞台とリンクさせた京都の観光案内みたいな番組があって、『檸檬』の話が出て、丸善が紹介されていた。

その中であれこれと説明しているお店の人が『今でも時折、レモンをそっと置いて帰るお客様がいらっしゃいます』と言われた。

主人公同様、何とも言えない愉快な気持ち・・・・。

そんな丸善が2005年に閉店した。しかし、2015年に『京都BAL』という商業ビルができ、その1Fと2Fに書店として復活した。

地下にはカフェがあって、『檸檬ケーキ』なるメニューもあるらしい。

文学好きとしては少し面白くない。

さあ、お仕事始めましょうか。


当事業所は安心の長期雇用・高待遇をキーワードに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという家電製品のリサイクルを業務にしている会社です。
元気いっぱい中高年の方を中心とした活気ある職場です。共に頑張り若松エコタウンを盛り上げましょう

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