お部屋で過ごそう🏡トムとジェリー『勝利は我に』
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
退屈を拗らせてしまい、インデックスがなく未整理のDVDディスクなどに興味が湧いて、あれこれ再生してみた。
古い大河ドラマが数編あったり、ドキュメンタリー番組などがあったが、何しろ古いものだから画面のサイズが違ったり、画質が良くなかったりと様々な問題があって、サラッと観て次々に捨てた。
ただそんな中に一枚、興味が沸々と湧いてきたモノが出て来た。
昔、お子様用に録画しておいた『トムとジェリー』で、タイトルは『勝利は我に』。
内容は『戦争ごっこ』なのだが結構内容がリアルであり、1943年6月に公開されたらしく、アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品らしい。
TVで何度も再放送されたので子供の頃から何度も観たが、描かれる家具や調度品、冷蔵庫の中の食品類、出てくる料理、それに何といっても広い家にプールといった内容に僕は子供ながら『アメリカは豊かだ』と思った。
1943年と言うと日本とアメリカは戦争をしていて、日本の戦局が怪しくなり始めた頃で、食料を統制し、金属が不足してきたので、お寺の鐘とか偉い人の銅像とか、挙句の果てには家庭から鍋や釜などの金属も供出したそうで、つまりそれくらい困窮していたワケだ。
そんな折、相手のアメリカはアニメを楽しんでいたワケだから、国力にそれだけ余裕があったってことだろう。
少し穿った角度から観ると内容は『プロパガンダ』で、ソフトに『人種差別』なども織り込まれていて、子供向けのカートゥーンではあるが『敵視』や『蔑視』や『戦争の正当性』などが見て取れる。
最後にジェリーが『星条旗』に敬礼し、報告書に記載された一文で終わる。
その一文がこれ。
『SEND MORE CATS』(もっと猫を送ってくれ)
実はこの一文、戦争当初日本軍に攻撃されたウエーク島のアメリカ軍守備隊が本国に宛てた電文、『SEND US MORE JAPS』(もっと日本兵を送ってくれ)からきている。
意味はというと、救援物資は何が必要か?という問いに対しての守備隊からの返答で、もっと日本兵を送ってくれ撃退してやる、という意味だ。
結局、ウエーク島守備隊は日本軍に降伏し、島は占領されてしまったが、アメリカでは戦意高揚のための『キャッチフレーズ』として使われた。
ちなみに日本軍は占領後、島名を『大鳥島』に改名した。
ま、あまり深く考えず、サラッと楽しむ方がいいんじゃないの。
さあ、まだまだコロナに油断は禁物です。
当事業所は安心の長期雇用・高待遇をキーワードに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという家電製品のリサイクルを業務にしている会社です。
元気いっぱい中高年の方を中心とした活気ある職場です。共に頑張り若松エコタウンを盛り上げましょう
フォローしませんか?