つれづれなるままに~日々是好日 歴史好きの独り言㉜
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
歴史好きの独り言㉜ です★
一枚の写真から・・・・。
坂本龍馬を写した写真は現存するものが6枚あって、そううちブーツを履いているものが2枚あります。ですから、TVドラマなどではブーツを履いて闊歩していますよね。でも、本当に愛用していたんでしょうか?
坂本さんの写真に限らず、その頃の写真をみると奇兵隊などでも懐中時計を見せびらかすようにしていたり、洋傘を持っていたり、同じくブーツを履いているもの等多数見かけます。
だとすると、ブーツは撮影用の小道具ではないのでしょうか?
ですから、坂本さんは日本初のコスプレイヤーだといえるかも知れませんね。
まあ、軽~い冗談ですが、そういう見方をするのも面白いものです。
坂本さんの死後、月命日に海援隊士が集まって、位牌を前に酒でも飲みながら思い出を語ろうじゃないか、ってことになったそうです。
その時誰かが、『そういえば写真があったよねえ』って話になり、探したそうですが隊士は誰も持っておらず、どこからか借りてきて祭壇に飾ったそうです。
ひょっとしたら、日本初のコスプレイヤーは別として、日本人として初めて遺影を飾られた人物かもしれませんよ。
それにしても海援隊士の誰も写真を持っていないっていうのはどうよって感じです。坂本さんはご自身の写真を名刺代わりに配っていたって言いますよ。
それに、現在も長崎には『亀山社中跡』の建物がありますが、何かで読んだのですが、坂本さんがココを訪れた記録は2回だけみたいです。お龍さんと暮らしていたのは現在の長崎地方法務合同庁舎の所だったようで、だとすると、隊士との間には大きな隙間があったんじゃないかとも推測されますし、写真の件も含めて龍馬ファンにはちょっぴり哀しい話ですね。
高杉晋作も数枚の写真が現存しています。
高杉さんの場合、どれもみな座っていて立ち姿のものは存在しません。おそらく身長が低いのをずいぶん気にしていたんだろうなと思います。
華奢な体つきで撫で肩です。それに差している刀が妙に長いのは、少しでもカバーしてみせたかったのでしょうね。
皆さんの周りにもいらっしゃいませんか?小柄だけどバッグとか身につけるものを大きめなものを持ちたがる人が・・・・。
小柄な身体に引きずるほどの長~い刀、おまけに乗った人より馬が丸顔とまで陰口を言われていたそうですから気にしないって言うほうがムリというものです。
ですから、大きな声で怒鳴ったり行動も破天荒で、大きな人間をアピールしていたのかもしれません。
そんな人のコンプレックスを見返すためのパワーが、幕末から明治へと日本を動かした原動力になっていたとしたら、コンプレックスも財産と言えるんじゃないでしょうか。
そんな高杉さんのことを伊藤博文は後に、『動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし』と評しています。
まあ、写真一枚からいろいろと探ってみるのも面白いですね。
少し話はソレますけれど、第二次大戦中のノルマンディー上陸作戦の際に、連合軍は上陸地点に布陣しているドイツ軍の指揮官の顔写真まで集めて作戦を立てたそうですよ。
『コイツは神経質そうだ』とか『コイツは少しに鈍そうだ』とか言ってたんでしょうね。
そこまでやって『情報』ということなんですね。英語でインテリジェンスと言うのも頷けます。
さあ、お仕事始めましょうか。
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