つれづれなるままに~日々是好日  ~ちょっぴり文学好き~ 

北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。

人は時に不安に駆られることがありますね。

誰だって、ひとつやふたつ不安を抱えているものです。

不吉で何か得体の知れない塊が胸の辺りにつかえていて、重苦しい気分に支配されている。この支配はいつまで続くのだろう。

美しいものや綺麗なものが妙に疎ましく思われ、素直にときめく事ができない。

そんな思いで街を歩いていると、一軒の八百屋があって一個の檸檬(レモン)が目に止まる。鮮やかな黄色でチューブから押し出された塊のようなその形は、今自分の胸につかえている塊と同じものに違いない。あれが塊の正体だ。

その檸檬をひとつ買って歩き始めると、少し嬉しくなってきます。

何しろ胸につかえていた塊の正体が解ったのですから。それからこんな空想を始めます。

『これは、爆弾なのだ。この爆弾であの忌々しい丸善を爆破してやろう』

丸善というのは、洋書や舶来雑貨を取り扱っているお店です。

本来なら、色彩豊な美術書や煌びやかな小物などは胸がときめく物ですよね。

ただ、不吉な不安のおかげで何を見ても嬉しくならないのですね。

ですから、忌々しくて仕方がない。だから、爆破することを決意するのです。

丸善に入店し美術書の売り場へ行き積み上げると、その上に檸檬を置き去るわけです。不思議な爽快感に包まれながら・・・・。

以上は、梶井基次郎さんの書いた『檸檬』とういう小説の概要です。

小説の中の小説なので、ご存知の方も多いと思います。

悩みの核心と対策をはっきりと認識できないからツラいんですね。そんなときに、闇から光を見つけたわけです。儚い空想遊びでしたけれど・・・・。

ある意味、仕事をお探しのときってこんな心境ですよね。

もしそんな心境の方がいらっしゃいましたら、檸檬の爆弾を仕掛けるまえに、ぜひ弊社へご連絡ください。

綺麗なものが綺麗に見えるのは、毎日が充実してこそです。

小説の舞台は京都です。

小説の主人公がレモンを買ったお店は『八百卯(やおう)』といい、京都市役所の裏に在り、丸善も小説の時の場所とは違いますが、河原町通りに在りました。

現在はどちらも無くなっているので白状いたしますが、その昔、八百卯でレモンを買い丸善へ行って、美術書のコーナーにレモンをこっそり置いて帰りました。

私が仕掛けた爆弾も不発だったようです。


当事業所は安心の長期雇用・高待遇をキーワードに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという家電製品のリサイクルを業務にしている会社です。
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