つれづれなるままに~日々是好日 歴史好きの独り言⑬
北九州市若松区のエコタウン内にあるヒューマンブリッジ株式会社NKRC事業所です。
歴史好きの独り言⑬ です★
坂本龍馬って英雄なのか?
例えば職場などで、13日が金曜日だったりすると『今日は、13日の金曜日だ』って言う人がいる。恐らくそんな人は、大晦日にお寺で除夜の鐘を突いたその帰りに神社に行って初詣をし、バレンタインデーにチョコを貰い血糖値が上昇し、エイプリルフールには面白くない嘘話で周囲をシラケさせ、懲りないまま、意味も知らないハロウィンで仮装して、クリスマスという聖なる夜に酔って吐く。
そんな、グローバルな宗教観を持っている人に、『何か気になるの?』と聞くと、『不吉だ』とのお返事が来る。そこで、『13』という数字は不吉なのだと改めて悟り、この独り言も『13回目』ということもあって、不吉とはあまり関係ないけど、少し歴史上のミステリーというものに踏み込んでみます。
ある日坂本さんが、西郷さんや大久保さん、木戸さんといったお歴々の前に1枚の紙片を開きます。それには倒幕後の新政府のメンバーが書いてあって、お歴々の皆さんはもちろん、他にも有能な人材だと評判の高い人物名が載っていました。ひと通り目を通した西郷さんがこう言います。
『坂本さん、あなたのお名前が見当たらないんだけれど・・・・』
すると、坂本さんはこんな返答をしたといいます。
『お役人には向いていないから・・・・』
『じゃあ、なにをやりたいの?』と、聞き返した西郷さんに、
『そうですねえ、世界の海援隊でもやりますよ』
この場面は龍馬マニアのクライマックスで、小説なんかを読んでいると辺りが急に明るくなったような気分になるのです。坂本龍馬ここにありってところですよね。
このエピソードを後世に伝えたのは、陸奥宗光(むつ・むねみつ)さんという人で、海援隊で坂本さんと一緒に活動し、後に明治政府の外務大臣になった人です。
そしてこうも付け加えています。
『この時ばかりは、西郷、大久保や木戸も小物に見えた』
坂本さんが披露したこの紙片、『新官制議定書』というものらしいです。
らしいです、と書いているのは現存するものがないからです。
ただ、こういう企画書を書いて人に見せるのが好きだったようで、別にも有名なものに『船中八策』というのもあって、これも現存するものはありません。
陸奥さんは紀州の生まれなので、薩摩や長州が中心の政府内では恐らく苦労されたのでしょうから、多少のやっかみもあったはずですが、完全な創作とは思えません。上記の2枚は『ない』のですが、『新政府綱領八策』という文書は現存していますので、坂本さんは時々こんな文書を作って自身の構想を発表していたんでしょうね。
この『新政府綱領八策』は坂本さんが7枚同じものを書いたそうで、2枚が現存していて、1枚は国立国会図書館にもう1枚は下関歴史博物館にありますよ。
この『新政府官制議定書』と『新政府綱領八策』が今回のミステリーに挑むカギになるのですが、次回に書いてしまうところが筆者のニクいところです。
『別に、謎でもミステリーでもないんじゃが。ちょっとハッタリが効きすぎたかの』
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